Microsoftの「SkyDrive」は、「Windows」や「Mac」ソフトウェア版、モバイルアプリ版、ローカルフォルダ版といったさまざまなバージョンが利用可能であるが、今回、自分のファイルを「SkyDrive.com」サイト経由で直接管理する人向けに、新たに強化されたいくつかの有用な機能が提供された。
米国時間7月30日にMicrosoftのサイトに掲載された新たなブログ記事によると、新たに追加されたある1つの新機能を使用すると、より高画質の写真をフル解像度で閲覧できるという。SkyDrive.comでは、ユーザーの端末のDPI(1インチあたりのドット数)を測定し、より高解像度の画像とサムネイルを表示するようになった。これは、41メガピクセルで写真撮影が可能なNokiaの「Lumia 1020」といった新たな端末を意識したものだ。さらに今回、アニメーションGIFファイルを、静的な画像としてではなく、完全なアニメーションとして再生することも可能になった。
また、SkyDrive写真の微調整や並べ替えも簡単に行えるはずだ。新たに、写真を手動で回転させて、正しく表示されることを確認できるようになっている。また、「All Photos」(すべての写真)表示を使って、全フォルダを対象とするのではなく、特定のフォルダに絞り込んでその中の写真だけを表示することが可能だ。
SkyDriveファイルを共有する人向けにも、いくつかの改良点が見つかるだろう。今回、SkyDrive上の任意の場所から個々のファイルを選択して共有できるようになり、すべてのフォルダを共有したり、特定のフォルダ内にある個々のファイルを共有したりする必要がなくなった。さらに、さまざまな人々との間で、多様なファイルを共有することも可能だ。
新たな「Shared」(共有)表示では、共有したファイルすべてを一度に表示できるので、選択されたファイルの共有を簡単に無効にすることができる。また、他の人々が共有したファイルも確認できる。さらに、SkyDriveファイルを電子メール経由で共有する場合には、「Recipients can edit」(受信者に編集を許可する)のオプションにチェックを入れられるようになり、こうすることでSkyDriveにログインしなくても、誰でもそのファイルを修正できる。
最後にMicrosoftは、特に開発者向けとして、SkyDriveのテキスト表示を改良した。新たなテキスト表示では、HTML、CSS、JavaScriptの各コード表示が可能になり、特定のシンタックスのハイライトや、特定の単語のオートコンプリート機能が追加されている。開発者は編集中にコードの変更点を表示し、変更前と比較することも可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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