韓国エレクトロニクス大手のサムスンは現地時間7月26日、第2四半期決算(6月30日締め)を発表した。四半期ベースとしては記録的な営業利益を達成したものの、モバイル事業はわずかに後退した。
サムスンは声明で、第2四半期の営業利益は9兆5300億ウォン(85億ドル)で、前年同期比で47%増となったことを明らかにした。今回の決算は、7月に入って発行された企業ガイダンスに沿ったものとなっているが、アナリストは営業利益を10兆1000億ウォン(88億ドル)と予測していた。
ただし、サムスンの売上高の3分の2を占めるモバイル事業の営業利益は、前年同期から52%増の6兆2800億ウォン(56億ドル)となったものの、前四半期からは3.5%減少した。
4月に「GALAXY S4」をリリースしたサムスンは5月、同端末の小売業者および無線通信事業者向け出荷台数が発売からわずか1カ月未満で1000万台超となったことをアピールしていた。しかし、サムスンの主力スマートフォンが市場の飽和状態に近づいているという懸念から、多くのアナリストが6月にサムスンの利益予想を下方修正していた。
サムスンの投資家向け広報部門責任者を務めるRobert Yi氏は声明で、「IT業界はいつも通りの堅調なシーズンに入っており、われわれは利益が引き続き増加するとみている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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