新興企業のCanaryは家庭用のセキュリティをよりシンプルでスマートなものにしたいと考えている。同社は、目標の達成に向けて、Indiegogoで10万ドルの資金調達キャンペーンを開始しており、出荷は2014年5月の予定だ。
SmartThingsがさまざまなセンサに対応するアプリやデバイスを構築するためのプラットフォームを開発しているのとは異なり、Canaryは、ビデオキャプチャや、動作検出および温度検出機能などが含まれるオールインワン型ソリューションを家庭用セキュリティ向けに開発している。
高さ6インチ(約15.2cm)、幅3インチ(約7.6cm)の円筒形端末は、広角レンズと暗視機能付きの720p HDビデオカメラを備え、動きや振動、音、温度、湿度、空気質を追跡する複数のセンサを搭載する。Wi-Fi対応の同端末は、「iOS」または「Android」向けアプリによって管理され、アプリが警報や通知を発信したり、緊急時や解析時の動作案内も行う。加えて、Canaryは高性能になると考えられる。同社によると、Canaryは誤認警報を避ける対策として、通常の状態での基準値を日々の行動から学習するという。
同端末は価格が199ドルで、1拠点に最大4台まで配置することが可能。1世帯に複数の部屋がある場合には、2〜3台が必要になる。Indiegogoの出資者はCanaryを事前予約できる。また、ほんの8800ドルで、製造ラインから最初に出荷されるCanaryを手に入れることができる。これは、設計チームのサイン入りだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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