家電メーカー、家電小売事業者と消費者団体などは7月18日、エネルギーを効率的に利用する暮らし「スマートライフ」を推進するため「スマートライフジャパン推進フォーラム」を設立した。会長を平井一夫氏が務め、「はじめよう、省エネ×創エネ×蓄エネ!」を統一標語に、新たなライフスタイルをサポートしていく。
同フォーラムは省エネ家電、創エネ機器、蓄エネ機器を組み合わせることで、エネルギーを効率的に利用するスマートライフの実現を目指し設立されたもの。スマートライフに関する広報活動やイベントの実施、関連市場拡大へ向けたロードマップの策定などに取り組む。
会長に就任した平井一夫氏(ソニー代表執行役社長 兼 CEO)は「東日本大震災を機に電気の大切さを強く感じるようになった。電気メーカーも5年前に比べ、約60%の消費電力を削減するテレビを発売するなど省エネに取り組んでいるが、残念ながら省エネは企業だけががんばって実現するものではない。家庭においても、省エネ性能の高い家電に切り替える、同時に太陽光パネルなどの創エネを実現する、さらに蓄エネとして家庭の中で蓄電用電池を設置するなどの取り組みができる。スマートライフジャパン推進フォーラムの活動は、消費者の意識の変革があってこそ、活動の成果が出てくる」とした。
またゲストとして登場した資源エネルギー庁長官の上田隆之氏は「東日本大震災以降『エネルギーを人任せにしてはいけない』という意識が強くなった。他方で創エネ蓄エネの技術が進化し、さまざまな試みが現実のものになりつつある。エネルギーに対する国民の大きな意識の変化と先端の技術を結びつけていく役割がスマートライフジャパン推進フォーラムであると考えている」とした。
発表会場では統一標語に加え、同フォーラムの新ロゴマークも発表。一日応援大使として登場した政井マヤさんは「家の形をしていてかわいらしい。びっくりマークの部分だけ赤く日の丸のようなデザイン」とコメントしていた。
今後、スマートライフジャパン推進フォーラムでは、家庭におけるエネルギー消費の削減のため、省エネ家電の普及に加え、エネルギー消費の見える化などを推進することで、消費者意識を向上させていくとしている。
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