ハイパーエイトは7月16日、小規模店舗向けの電子スタンプカードサービス「mespo」を提供開始した。
mespoは、店舗に設置された専用のタブレットに、利用者が「mespoカード」アプリ(iOS版、Android版)をインストールしたスマートフォンをかざすことでスタンプを獲得できるサービス。スマホのみでスタンプを獲得できるため、利用者は複数店舗のスタンプカードを持ち歩く必要がなくなるというメリットがある。
QRコードを利用するため、スマートフォンを持っていない場合も紙のmespoカードを利用できる。スタンプの付与以外にも、リアルタイムでのクーポン発行(9月から提供予定)やお知らせの配信ができ、小規模店舗でもクーポンの導入や顧客管理が可能になるという。
利用料はタブレットとネット環境のレンタル料込みで月額980円。年内に1000店舗導入、3年以内に5万店舗導入を目指す。
ハイパーエイト取締役の五十君圭治氏は、学生時代からイベントなどを手掛け、起業後はウェブサービスを開発する一方で「街コン」ビジネスに参入し、年商1億円を達成したという異色の人物。街コン事業でできあがった飲食店ネットワークに対して提供できるサービスを模索する中で、mespoを企画したという。ハイパーエイトはあわせて、East Ventures投資事業有限責任組合を割当先とする第三者割当増資の実施を発表している。資金の調達額は1998万円。
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