ソーシャルチケットサービス「PeaTiX」を運営する米Peatixは7月11日、Fidelity Growth Partners Japan(フィデリティ)をリードインベスターとする総額300万米ドルの第三者割当増資を実施し、シリーズAファイナンスを完了したと発表した。
PeaTiXは、オンラインで簡単にイベント作成、告知からeチケットの販売、入場管理ができるサービス。モバイルアプリでは、イベント情報、チケット購入のほか、レコメンデーション機能や、イベント参加者同士が交流できる機能が実装されている。2011年5月に日本でサービスを開始して以来、勉強会、セミナー、音楽ライブ、スポーツ、忘年会、結婚式、同窓会、展示会、街コンなど、規模やジャンルを問わずのべ1万件を超えるイベントで利用されているという。
Peatixは2011年12月に、日本でサービスを開始したPeaTiXを運営する法人として、米国カリフォルニア州マウンテンビューに設立された。2013年に本社をニューヨークに移転、PeaTiXのグローバル展開を進めている。
今回の資金調達は、モバイル領域の開発を加速させることや、米国およびシンガポールを中心とした東南アジアマーケットでの事業展開を本格化することが目的。日本版に続き、米国版、シンガポール版のPeaTiXを正式に開始するとしている。
なお、今回の増資には、Fidelityに加え、既存投資家の500 Startups、DRAPER NEXUS VENTURE PARTNERS、DGインキュベーション、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、サンブリッジ グローバルベンチャーズ、ZenShin Capitalも新株予約権付転換社債の株式転換で参加している。また、Fidelity日本代表のデービッド・ミルスタイン氏がPeatixの社外取締役に就任する。
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