米連邦通信委員会(FCC)がソフトバンクによるSprint Nextel買収を承認した。これにより216億ドル規模の買収は規制上の最終ハードルをクリアしたことになる。
FCCは米国時間7月5日、ソフトバンクによるSprintの買収と、Sprintが高速無線通信事業者Clearwireの残りの株式を買い取ることを、全会一致で承認したと発表した。
FCCの暫定委員長を務めるMignon Clyburn氏は声明で、「徹底した審査を行った結果、提案されているソフトバンク、Sprint、Clearwire間の取引は公益に資すると委員会は判断した」と述べている。「SprintとClearwireのネットワークへの投資が増えることで、高速無線通信サービスの配備が加速され、モバイル市場の競争が拡大し、顧客の選択肢が増え、イノベーションと価格の低下が進むだろう」
Sprintの株主は先週、DISH Networkと買収合戦を繰り広げたソフトバンクによる買収提案を圧倒的多数で承認した。
Sprintがまだ保有していないClearwire株を取得するという提案については、Clearwireの少数株主による投票が8日に行われる。Clearwireの取締役会は、この提案を受け入れるよう株主に促したと報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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