どうやら新たなドメイン争奪戦が始まったようだ。まずニューヨーク市が「.nyc」というトップレベルドメインを取得し、独自のトップレベルドメインを持つ米国で最初の場所となった。
ニューヨーク市長のMichael Bloomberg氏はこのニュースを米国時間7月2日に発表し、住民や企業が真のニューヨーカーであることを示すのに、この新しいURLが大いに役立つだろうと述べた。
「われわれ独自のトップレベルドメイン『.nyc』を持つことによって、ニューヨーク市はデジタル分野の先端に立ち、市内の小規模企業には新たな機会が創造される」とBloomberg市長は声明で述べた。「こうした企業は、世界で最も強力かつ最も名誉あるブランドの1つであるニューヨーク市と結び付いていることを示せるようになる」
名称による効果のほか、独自のウェブアドレスによって、どこにいる人でも特定の地域の検索結果を見つけやすくなる。
ニューヨーク市の新ドメインは5月、Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)に承認された。ICANNは.com、.org、.net、.eduなど汎用トップレベルドメイン(gTLD)を、都市、国、組織、企業など向けの、より地域に特化したアドレスへと拡大しようと長年にわたり取り組んできた。
ICANNは2月、2013年内に数百のトップレベルドメインを新たに登場させる計画だと発表した。これは1980年代以来、最大のインターネットアドレス拡大につながる。まず外国語を対象に新たなドメイン名の付与が始まっており、次にブランド名(.cadillacなど)や地域の住所(.nycなど)が登場する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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