インデックスは6月27日、同日に開催した取締役会において民事再生手続き開始の申立てを行うことを決議。東京地方裁判所に申立てを行い受理されたことを発表した。負債総額は5月31日現在で約245億円としている。
同社では、デジタルゲーム事業及びコンテンツ&ソリューション事業を中心に事業展開。安定的に収益を獲得し、 国内外の企業を対象とした事業買収を行っていた一方で、特に海外買収案件で予想どおりの収益が上がらず、多額の投資損失が発生した。さらに、中小企業振興ネットワークを構築した日本振興銀行が破綻したことに伴い、破綻の影響を受けた当該ネットワークの参加企業の経営状態は悪化し、当該ネットワークの参加企業に対して行った投融資の多くが回収不可能となった。平成25年8月期第2四半期には、投融資により生じた多額の不良債権に対する引当処理や繰延税金資産の取崩しなどにより、連結・単体ともに債務超過に陥っていた。
今後は、裁判所及び監督委員の監督のもと、事業を継続し、再建を図るとしている。また、取締役会長である落合正美氏と代表取締役社長である落合善美氏は、民事再生手続について一定の目途が立った段階で辞任する意思を表明。事業譲渡が実施された場合でも、事業の譲受先の経営に関与する意思はないとしている。
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