DISH Networkは米国時間6月26日、Clearwireの買収提案を取り下げることを明らかにし、これでSprint NextelによるClearwireの買収が確実になった。
DISHとSprintは4G無線通信事業者Clearwireの買収をめぐり、激しい攻防を繰り広げていた。しかし、先週に入って行われたSprintの2度目となる買収提案がDISHの提示額を上回ったことで、Sprintが主導権を握るとともに、主要なClearwire株主の支持を勝ち取った。
DISHは、ソフトバンクによるSprintとClearwireに対する型どおりの買収に見えた動きに参入することをもくろんだ。DISHは当初、Clearwireを視野に置いていた。提携を通じてSprintに4G無線サービスを提供しているClearwireの実質的な唯一の顧客はSprintであり、そのSprintはClearwire株の半数を所有する株主でもある。しかし、DISHはその後、Sprint本体を250億ドルを提示して買収し、それにより、衛星テレビと移動体通信サービスを合体させることを検討した。
DISHは一連の買収劇において高い代償を支払ってきた。ソフトバンクはSprintの買収提案を見直し、Sprint株主への支払い金額を引き上げた。その結果、DISHは買収の試みから撤退を余儀なくされた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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