写真などを一時的に共有できるモバイルアプリを手がける新興企業Snapchatは、資金調達前の企業価値を8億ドルとして、6000万ドルの資金を調達した。同社が米CNETの取材に対して認めた。
デジタルで永久に記録が残る時代に、Snapchatは使い捨ての共有術をソーシャルメディアに提供することで一躍名をはせ、今回さらに多額の資金も獲得した。2年前に誕生し、若者に絶大な人気を博しているこのモバイルアプリを使えば、数秒間で削除されて後に残らない写真や動画を友人に送信できる。Snapchatによると、現在このアプリケーションを使って1日2億件以上の「スナップ」写真や動画がやり取りされているという。
Snapchatは米国時間6月24日、今回の資金調達ラウンドについて発表したブログ投稿で次のように述べている。「Snapchat体験を進化させながら規模を拡張し続けるためには、エンジニアリングチームを拡大し、サーバにかかる費用の捻出方法を見出す必要があった。(中略)要するに、われわれは革新的で楽しい製品を核とした大企業作りに取り組んでいるわけだ」
Snapchatの今回の資金調達では、Institutional Venture Partnersが主幹事投資会社を務めた。そのほか、General Catalyst Partners、Benchmark Capital、Lightspeed Venture Partners、SV Angelがこのラウンドに参加した。Snapchatはこれまでに7500万ドル近くを調達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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