スノーデン氏、スパイなどの容疑で起訴か--モスクワ到着との情報も

Donna Tam (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年06月24日 14時34分

 米国政府は、米国家安全保障局(NSA)の元システムアナリストEdward Snowden氏を、政府資産に対するスパイ、窃盗、横領の容疑でひそかに起訴したという。The Washington Postが米国時間6月21日に報じた。

 NSAの元契約社員だったSnowden氏は、極秘監視プログラムの詳細情報をリークしたことで、大きく報じられることになった。このプログラムは、テロリストの特定を目的として、インターネット企業および電話サービスプロバイダから特定のユーザー情報を収集するものとされている。

 米国は正式な刑事告訴に加えて、香港に対してSnowden氏の身柄の勾留を求めたという。複数の米当局者が匿名でThe Washington Postに述べた。

 一方、米CNNは、米国からの身柄引き渡し要求が香港の法律に完全に準じていなかったために、Snowden氏が香港から出国することが認められたと報じた。同氏は23日早朝にモスクワに到着したとされるが、最終目的地は明らかになっていない。The New York Timesの記事によると、同氏がエクアドル、キューバ、あるいはベネズエラを目指している可能性があるという。WikiLeaksはウェブサイトに掲載した声明とTwitterで、政治亡命希望者の保護を求めるSnowden氏を支援したことと、同氏がWikiLeaksの顧問弁護士らに付き添われてモスクワに到着したことを述べている。

 エクアドルのRicardo Patino外相は、「エクアドル政府はEdward J. #Snowden氏から亡命申請を受けた」とツイートした。WikiLeaks創設者のJulian Assange氏は1年あまりの間、ロンドンのエクアドル大使館に滞在し続けている。


香港で18日、Snowden氏への支持を表明するバナーと、通りを歩く女性
提供:PHILIPPE LOPEZ/AFP/Getty Images

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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