報道によると、プライベートなソーシャルネットワークのPathが、新たな資金調達により評価額10億ドルを目指しているという。
Pathは設立から約3年のサンフランシスコを本拠とする新興企業だが、7500万ドルから1億ドルの資金を集めて評価額10億ドル企業の仲間入りを目標にしていると、TechCrunchが報じている。この記事によれば、最近の急成長を背景に投資家たちが同社にアプローチしているという。同社は現時点で4100万ドルを超える資金を集めている。
米CNETではPathにコメントを求めたが、本稿執筆時点で得られていない。
Pathはメッセージと有料のステッカーパックが利用できるよう改良したアプリをリリースした後、4月には登録ユーザーが1000万人を超えた。同社はその後、Sprintが取り扱う「GALAXY S4」「HTC One」「Torque」に自社のアプリをあらかじめ搭載する契約を結んでいる。
Pathは、今でこそAppleの「App Store」で無料アプリ上位ランキングの常連となっているが、当初は厳しいスタートを強いられた。同社は以前から、ユーザーが親しい友だち(150人以下)とつながりを持てるプライベートな場所の提供に力を注いでいるが、2010年に公開された最初のアプリは主に写真を共有できる機能しかなく、テクノロジ業界以外で大きな注目を集めるには至らなかった。同社はまた、ユーザーのアドレス帳から許可なくデータを収集して保存するというプライバシー関連の不祥事を起こした。この問題は米連邦取引委員会(FTC)に80万ドルの制裁金を支払うことで解決している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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