Facebookがハッシュタグのサポートを追加した。これにより同社の11億1000万人のユーザーは、有名人のゴシップや最新ニュースといった人気の高い話題に参加しやすくなる。
同社は、今回の更新を発表する米国時間6月12日付けのブログ投稿で、「12日からFacebookでハッシュタグがクリックできるようになった。Instagram、Twitter、Tumblr、Pinterestなどのサービスと同様に、Facebook上のハッシュタグによって、投稿にコンテキストを追加したり、それがさらに大きな議論の一部であることを示したりすることができる」と記した。「Facebookでハッシュタグをクリックすると、そのイベントやトピックに関する他のユーザーやFacebookページの発言からなるフィードが表示される」
「#」の記号で表されるコンテンツタグであるハッシュタグは、Twitterで広く使われるようになった。ハッシュタグによってニュアンスを明瞭化することができ、ソーシャルネットワークのユーザーは、イベント、テレビ番組、最新ニュースをめぐるリアルタイムな会話に参加することができる。Facebook上において、ハッシュタグになっている単語や表現はこれまでは単なるテキストだったが、今後はクリック可能となる。
同社によると、検索バーでハッシュタグを検索したり、Instagramといった他のサービスを発信源とするハッシュタグをクリックしたり、ハッシュタグフィードから直接ステータスアップデートを作成したりすることもできるようになったという。
今回の機能追加は、Facebookにとって重大な時期に行われた。Facebookは現在、TwitterやInstagramといった他のサービスの方を好む8~19歳のユーザーの間で人気が急速に低下している。遅れていた今回の機能追加によって、ハッシュタグを愛用するこれらのユーザーの評価を直ちに回復させることはできないだろう。しかし、同サイト上の全体的なやり取りが瞬時に活性化し、一部のユーザーがお気に入りのテレビ番組についてチャットする際にTwitterよりもFacebookを選択するようになる可能性はある。
しばらくの間、Facebookのハッシュタグはウェブ上のみで機能するようだ。同社は、今後数週間のうちに新機能と、同社独自のトピックのトレンディング機能をリリースする計画だとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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