MMD研究所は6月7日、携帯通信事業者3社のスマートフォン利用者1200人を対象にした意識調査の結果を発表した。携帯通信事業者を選択する際に重視した点として最も多く挙げられたのは「月額料金が安い」で45.8%、次いで「通信が安定している」が37.3%、「通話エリアが広い」が33.7%だった。
上位5位までを見ると「月額料金が安い」をのぞき、通話通信などの電波状況に関する項目が4つ入っており、ネットワーク通信が良いことが選択時に重視される傾向があるようだ。
スマートフォンを利用する上でのネットワーク通信の不満を聞くと、「不満を感じていない」は32.1%で、全体の67.9%がネットワーク通信に対して何らかの不満を感じていることがわかった。不満を感じている項目としては、「通信速度の遅さ」が38.9%、「パケ詰まり」が29.0%、「通信障害などのトラブル」が23.0%で上位となった。
事業者別では、ドコモで70.2%、KDDIで74.5%、ソフトバンクモバイルで59.0%がネットワーク通信への不満を感じていることがわかった。
自身が利用している事業者に関係なく、直近3カ月でどのようなイメージを持っているかを、電波状況や割引、アフターサービスなど全12項目で聞いたところ、「端末ラインナップ」「使用における安心感」「信頼性」のイメージが最も良いのはドコモで、「通話品質」「通信品質」「通信速度」「通話エリア」「通信エリア」などネットワーク通信に関するイメージが最も良いキャリアはソフトバンクモバイルとなった。
調査は5月31日~6月4日にドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルのスマートフォン利用者各400人の計1200人を対象に実施された。
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