サイバーエージェント・ベンチャーズ、ユーザー行動分析ツール「SLASH-7」に出資

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 サイバーエージェント・ベンチャーズは5月30日、ユーザー行動分析ツール「SLASH-7」を手掛けるpLuckyに出資したと発表した。出資額は非公開だが、数千万円程度とみられる。

 pLuckyは2011年11月に設立。ユーザー行動分析ツール「SLASH-7」を開発し、現在はクローズドベータ版としてサービスを運用している。

 SLASH-7は、「Cohort分析」と呼ばれる、施策の効果を経過観察できる分析機能を持つ。大手分析ツールは、セッション単位でしか行動分析できないものが多いが、SLASH-7では、時間の経過とともにユーザーがいつ、どこでサービスを利用したか分析できるという。

 pLuckyは、国内で初めて米国Googleが提供するGoogle Cloud Platformを構成する、Google BigQueryと呼ばれる高速分析テクノロジーを活用している。同サービスを提供している国内初の企業として、Google Cloud Services Partnerに認定されており、短時間で安価に分析結果を抽出できる。

 同社代表取締役CEOの林宜宏氏は「ユーザーが思った通りにサービスを使っているかを細かく分析できる。たとえば、課金を目的としたキャンペーンに参加したユーザーが、実際に課金ユーザーに転換したかというユーザーの課金傾向の行動分析ができ、より効果的な事業判断をすることができる」と説明する。効果測定などのデータ分析から経営判断をする、データドリブンによるビジネス支援を提供するサービスとして、1年近い開発期間を経てSLASH-7を完成させたという。

 またpLuckyでは、SLASH-7の提供に加えて、データドリブン経営の事業マネイジメント手法として「リーン・スタートアップ」などの考え方をベースに、KPI設計や分析プロセスなどの設計コンサルをし、事業全体の支援も実施する。

 料金プランはフリーミアムモデルを採用。月額9800円のスタートアップ向けのライトプランから、月額2万9800円のプロフェッショナルモデルや月額12万8000円のエンタープライズ向けプランなどを用意している。「導入のみならず、効果的なコンサル支援や指標設定のお手伝いをすることで、分析や施策の効果を確認しながら仮説検証を実施し、安価で効率的なサービス改善を図っていく」(林氏)

 今回の調達により、秋頃に向けてオープンベータを公開するためのエンジニアなどの人材確保や、デザインや機能改善をしていくという。

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