ソフトウェア大手のAdobe Systemsは、株式非公開のクリエイティブコンサルタント会社Ideacodesを買収したと発表した。Ideacodesは、成長を続けるAdobeの「Creative Cloud」部門に統合される予定だ。
サンフランシスコを拠点とするIdeacodesは9年前に設立され、スマートフォン向けアプリ、デジタル製品、オンラインコミュニティといった分野におけるユーザー体験に注力している。
Adobeはこの最新の買収に込めた意図を隠していない。同社は先週、ニューヨークを拠点にモバイルアプリのデザインを手がける新興企業Thumb Labsを買収したが、最近では今回の買収がそれに続く第2の「acqui-hire」(買収による人材獲得)になると説明している。
Ideacodesの共同設立者であるEmily Chang氏とMax Kiesler氏は、Creative CloudチームのクリエイティブディレクターとしてAdobeに加わる予定だ。
これ以外に、AdobeにおけるIdeacodesの将来について、今のところ詳細はそれほど明らかになっていない。
だが、AdobeのCreative Cloud部門で製品管理担当バイスプレジデントを務めるJeff Veen氏は声明で、Ideacodesのリソースによって、クリエイティブ分野で働くプロフェッショナルへのさらなるサポートを世界規模で提供することになると示唆した。
現時点で買収の金銭的条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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