Opera Softwareの「Android」版ブラウザが新たに改良され、正式版になった。
Operaは米国時間5月21日にこのニュースを発表し、マーケットプレイス「Google Play」でベータソフトウェアとして提供していたAndroid版の「Opera」ブラウザをこのほど完成させ、正式にリリースしたと述べた。ベータ版から昇格したということは、バグのほとんどが解消し、広範な利用に向けて同ソフトウェアの準備が整ったとOperaが確信していることを意味する。
Operaは2013年2月にMobile World Congressで既存ブラウザの改良を発表した。Operaは、自ら開発した「Presto」エンジンを同ソフトウェアの基盤にするのではなく、Googleの「Chrome」で使われているオープンソースの「Blink」エンジンに移行することを決めた。Blinkは、Appleの「Safari」がベースにしている「WebKit」プロジェクトからGoogleが派生させたブラウザエンジンだ。
Android版Google Chromeは、OSの要件がバージョン4.0(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)以降となっているが、Operaは2.3(開発コード名「Gingerbread」)以降のバージョンを搭載するやや性能の劣る旧バージョンの端末で動作する。Mozillaは、Android版「Firefox」で同様の取り組みをしている。
加えて、このブラウザはユーザーの興味を引く可能性のあるコンテンツを呼び出すよう設計されたまったく新しいインターフェースを備えている。これは「Discover」と呼ばれる機能として紹介されており、同ソフトウェアはユーザーが示した関心事に基づいてウェブ上の記事を自動で検索したり収集したりする。さらに、データトラフィックが増加して円滑なウェブサーフィンを脅かす場合は、「Off-Road」機能がデータを圧縮してブラウザの速度を上げる。
Operaの新しいブラウザは、Google Playマーケットプレイスから無料で入手できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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