NECパーソナルコンピュータは5月14日、個人向けノートPC「LaVie」とデスクトップPC「VALUESTAR」6タイプ30モデルを5月16日より順次発売すると発表した。
同社の主力ノートPC「LaVie L」と「LaVie S」はデザインを一新し、タッチパネルや最新のCPUなどを搭載した。
中でもフラッグシップモデルとなる15.6型ワイド液晶搭載のLaVie L(市場想定価格19万円前後~)は、全モデルにタッチパネルを搭載した。定評あるYAMAHAサウンドシステムに加え、高輝度で広い視野角を持つスーパーシャインビューLED-EX2 IPS液晶を備える。CPUには今後インテルが発表予定の第4世代 インテル Core プロセッサ・ファミリーを搭載予定だ。
上位モデルLL850/MSB(同:20万円前後)では、フルHD液晶(1920×1080)を搭載し、より美しい映像が楽しめる。SSDとHDDのハイブリッドドライブシステムと最新の無線LAN規格 Draft IEEE802.11acに対応するとしている。
15.6型ワイド液晶を搭載しながら厚さ27.5mmのスリムノートPC LaVie S(11万円前後~)は、ヒンジ部が目立たないすっきりとしたデザインに刷新。上位モデルLS550/MSシリーズ(16万5000円前後)はタッチパネルを搭載した。ぱっとマウスやパワーオフUSB充電機能などの従来から好評の機能に加え、ズームボタン、クリックボタン一体型タッチパッドの採用や、4つ全てのUSBコネクタを高速転送可能なUSB 3.0に対応した。
PC市場ではWindows 8搭載モデルの販売が伸び悩んでいるが、「なぜ伸びないか調査したところ、14%しかタッチモデルがない。主力製品にタッチモデルを置くことで、欲しいラインアップの商品を購入してもらえるのではないか」(NECパーソナルコンピュータ 執行役員 小野寺忠司氏)と説明した。
今回のラインアップにより、同社のノート製品のうち45%がタッチモデルになるという。今後は全てのモデルにタッチパネルを搭載することも考えているいう。これまで、タッチパネルの供給不足だったこともタッチモデルが少なかった要因の一つだ。「今後は、しっかりラインアップをそろえていこうと思っている。下のモデルでも供給できるほどのコストメリットがあるか。当然ながら今後は値段が下がっていくが、そこを見据えながら検討する」とコメントした。
このほかにも、15.6型液晶を搭載したLaVie E(9万3000円前後~)、軽量のウルトラブックLaVie Z(15万円前後~)などもラインアップする。
デスクトップPCは「VALUESTAR L(VL750/MSW)」(21万5000円前後)が白と黒のシンプルなデザインに一新。スリムタワーモデルに、フルHDの23型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶ディスプレイを添付した。CPUは第4世代 インテル Core プロセッサー・ファミリー搭載予定だ。
省スペース一体型PCのVALUESTAR N(12万5000円~)は、HDD容量を約3Tバイト(VN770/MSシリーズ/20万5000円前後)、約2Tバイト(VN570/MSシリーズ/17万円前後)にアップした。
なお、第4世代プロセッサを搭載したモデルの発売日はいずれも今後予定しているインテルの発表に合わせるとし、未定となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」