「SplitPDF」は、PDFファイルを分割できるウェブサービスだ。最大30MバイトまでのPDFファイルの中から指定のページだけを切り出すことができるので、メール添付にあたって容量を減らすために必要なページだけを抽出するといった用途に最適だ。
使い方は簡単で、PDFファイルを指定してアップロードし、必要なページを入力したのち、SPLIT PDFをクリックするだけ。必要なページが切り出されるのでダウンロードして完了だ。メニューは英語だが、操作はこれだけなのでとくに迷うことはないだろう。単純にページごとに分割するだけなので日本語が化けることもない。
類似のサービスはいくつかあるが、本サービスのメリットは大容量のPDFに対応していることだ。以前紹介した「ilovepdf.com」は最大でも10Mバイトまでしか対応していなかったが、本サービスは最大30Mバイト、無料の会員登録をすれば最大50MバイトまでのPDFファイルの分割が行える。スキャナで生成したPDFは容量も大きく、数十ページをスキャンすると10Mバイトは軽々と超えてしまうこともざらなので、大容量に対応しているのはありがたい。
用途としては、冒頭にも述べたようにメール添付時になるべく容量を減らすといった使い方のほか、不要なページをメール送信相手に見せないためにあえて省くなどの用途が考えられる。またEvernoteのユーザーであれば、PDFをノートブックに貼り付ける際、なるべくページを分けてアップしたほうがサムネイルがすぐ確認でき、なおかつスマホでもすばやく表示できるというメリットもある。PDF編集ソフトがない環境で、知っておくと重宝するサービスといえそうだ。
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