バッファローは、米国PacketVideo(パケットビデオ)と共同で、DSD方式のオーディオファイルを、DLNA方式で配信できるNASを開発したと発表した。これにより、DSD方式のネットワーク配信が可能になる。
DSD方式とは、音声信号を1ビットデータの濃淡で表現することで、原音が空間を伝わる音波そのものに近い形で記録・再現するもので、SACDに採用されている。最近ではハイレゾ音源配信サイトで、DSD方式のオーディオデータがダウンロード販売され注目されているが、DLNA仕様に準拠した方式でのネットワーク配信については、対応するNAS、対応するオーディオ機器ともに製品化されていなかった。
今回の取り組みはバッファロー製NASにDSD配信機能を実装し、オーディオメーカーへ提供することで、各社が製品にDLNA方式でのDSDファイル再生機能を搭載する事を支援するもの。すでに、DSDファイルとして一般的な、2.8MHz/5.6MHzのDSF/DFF(DSDIFF)ファイルを配信する試作機を開発している。
バッファローでは、試作機をオーディオメーカー各社に検証用機として提供し、各社の相互接続検証をサポートするとともに、2013年発売のNAS新製品から順次、DSD配信機能を搭載した機器を製品化していく予定だ。
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