ソフトバンク、一部地域で通信障害--現在は復旧、総務省への報告義務は「ない」程度

 最近のソフトバンクのCMをはじめ、5月7日に行われた夏モデルの発表会の場でも回線のつながりやすさをアピールしたソフトバンクモバイルだが、この2日間一部地域で通信障害が2件続いていた。

 5月6日午後1時1分頃から午後2時59分まで、西日本の一部地域において、パケット通信サービスが利用しづらい状況にあったという。理由は特定のウェブ・メール関連サーバの不具合のためという。

 また、5月7日には午前4時16分頃から午前11時8分まで、和歌山県田辺市、新宮市の一部地域でフトバンク携帯電話が利用しづらい状況だったという。原因は他社伝送路障害のためとしている。

 同日行われた記者発表会では、障害について記者からコメントを求められると「報告は受けているが、詳細は調査中」(孫正義氏)とした。ネットワーク障害は影響利用者が3万以上かつ2時間以上のものは総務省への報告義務が生じる。発表会の際には5月7日の障害については触れられず、「2時間以内なので報告は必要ない」(孫氏)とコメントしていた。

 なお、影響した人数は公表しない方針だが、「5月7日の障害について、時間としては2時間を超えるものの、総務省への報告義務が生じるような規模ではない」(ソフトバンク広報部)としている。

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