ソースネクストは4月24日、海外事業戦略発表会を開催した。第1弾としてシリコンバレーに拠点を置くIT企業5社と提携し、日本向けに製品やサービスをパッケージで提供する。
4年前にキャッチフレーズを「みんなワクワクパソコンソフト」から「ソフトでワクワク」と変更し、PCにとどまらないソフトウェアを提供してきたソースネクスト。現在Androidを中心にモバイル向けソフトも23本提供しており、売上高は前年比8倍、経常利益も2.7倍に成長しているという。
そんな同社が次の商機としてフォーカスを当てたのがシリコンバレーだ。米国に次いで大きなIT市場を誇る一方で、日本語でのサポートや円決済などが求められるため参入が難しい日本市場。ソースネクストではシリコンバレーのIT企業と組み、製品やサービスを日本で共同展開していく。
ソースネクスト自身も2012年9月にシリコンバレーに米国法人を設立し、サービスの発掘を続けてきた。今回提携を発表した中には、Livescribeなど、3年近く提携について打診していた企業もあるという。今回提携が発表されたのは次の5社の製品だ。カギ括弧内は日本での製品名となる。
発表会でソースネクスト代表取締役社長の松田憲幸氏は、自身が月の半分ほどをシリコンバレーの拠点で過ごしていると説明。「本当にすばらしいものがあるが、まだまだ日本に入ってきていない。そこにソースネクストの存在意義がある」と説明。今後3年間でシリコンバレーを中心に100タイトルの製品を展開するとした。
また発表会にはタレントのベッキーさんが着物で登場。タブレットやスマートフォンなど、複数の端末で自身がレコーディングする音源を聞くことができることもあり、Dropboxのようなクラウドストレージサービスを利用しているとコメント。また今回の発表された中からAnimotoに興味があるとのことで、「友だちと旅行に行ったときの写真で(動画を)作ってみたい。簡単に作った動画でも『どうやって(クオリティの高い動画を)作ったの?』と言われそう」と語っていた。
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