日経BPコンサルティングは4月22日、同社が実施した「全国LTEエリア調査」の結果を発表した。全国で人が多く集まる場所を1000カ所抽出して、4G/LTEでつながるエリア内でのポイント数の比率を示す“エリア化率”を3キャリアで比較すると、NTTドコモが優勢であったという。
主要な場所でのつながりやすさは、各キャリアとも差異が小さいとしながらも、LTEでの接続比率1位は、平均97.4%のNTTドコモ。特に東北や中国、九州でLTE接続率が100%であったという。
各キャリアの販売の中心となっている機種、NTTドコモの「Xperia Z」、KDDIの「iPhone 5」、ソフトバンクモバイルの「iPhone 5」でデータ通信速度を比較。ダウンロードスピードではNTTドコモのXperia Zが1位となり、アップロードスピードではソフトバンクモバイルのiPhone 5が1位となった。
そこに、KDDIの「HTC J butterfly」とソフトバンクモバイルの「AQUOS PHONE Xx」というAndroid端末2機種を加えた、計5機種でデータ通信速度を比較。HTC J butterflyがダウンロードとアップロードの両方で1位となった。
日経BPコンサルティングは、KDDIとソフトバンクモバイルの4G/LTE対応Android端末は、利用者数もiPhone 5と比較して少ないと想定し、そのために高速なデータ通信が利用できていると分析している。iPhone 5にとっては、場所によってつながりにくい状況や、データ通信速度への影響が見られるとしている。
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