イードは6月19日、全国の夏祭り・花火大会の開催予定場所で実施したモバイル通信サービス実態評価の結果を発表した。これからの夏休み行楽シーズンを前に、全国19都道府県23都市29カ所での夏祭り・花火大会が行われるスポットで実態を評価している。
調査対象サービスは、NTTドコモの「Xi」、UQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」、ソフトバンクモバイルの「Softbank 4G」、イー・モバイルの「EMOBILE LTE」の4つ。6月1~11日に全国の夏祭り・花火大会の開催場所周辺で、平日の9~23時に各ルータを同条件で3回計測し、下りの最高速の数値を記録した。
最速は、名古屋市の「にっぽんど真ん中まつり」の開催予定場所で、Softbank 4Gが25.13Mbpを記録。その一方で、他の計測場所では3G回線に接続することが多く、通信エリアの狭さが目立つ結果であった。
エリアカバーについては、どのエリアでも下り10Mbps以上の安定した通信が可能なUQ WiMAXが貢献。繁華街から外れた場所でも通信速度が大きく落ちることはなかったという。
サービスエリアが最も広いと評判のXiについては、今回の調査ではEMOBILE LTEの通信範囲がXiを上回った。だが、通信速度はXiが下り数メガでの接続で安定している一方、EMOBILE LTEは場所によって速度にバラつきがあり、Xiよりも速度が出ないこともあったという。
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