森川氏:英語で用意しているが、それをオープンにはしていないので、まずは提案いただければ。
西田氏:提案はどういう基準で採択しているのか。オープン化しているとは言え、プロセスはどうなっているのか。
森川氏:ドキュメントだけではOKはでない。できたものを見て良ければGOが出る。LINEで出さなくていいようなものを持ってきて欲しい。
西田氏:すでに成功しているものを持っていって、LINEと一緒にやるというのもありえるのか。
森川氏:そういうのもありえる。
会場:プラットフォームの立ち位置について教えて欲しい。ある程度自分たちがサービスを持っているというポジションなのか、App Storeのように基準を満たせれば誰でも参加できるようにするのか。
森川氏:実際にはまだ決まっていない。ただ広く世界を見たとき、プラットフォームに(コンテンツが)闇雲に出ると飽きられたり、他に流れたりする。小売でも「何でもあります」から「ここにしかかない」になっている。僕たちなりの味を出すと、それがブランドに繋がるかも知れない。
会場:今市場を見ていると、みんなLINEのコピーをしている。LINEとしてのイノベーションはどこにあるのか。商品をどう開発していくのか。
森川氏:今の時代はやっぱりいろんなところがいろんなものを出す。ゼロイチでリリースするより、他者のいいところを考えて出している。そこからはスピードの(スピードで勝負する)問題になる。そこに勝つと、オリジナルなものとなる。
日本はiモードのサービスやビジネスのノウハウがある。そこは他の国より秀でている。一方でスピードが遅いところがある。ノウハウを作ればある程度成功できる。もちろん国毎に(競合サービスが)普及していたりするので、国ごとの戦いはある。
会場:グローバルで展開していく中で、法規制などを受ける国はあるのか。
森川氏:色々と起きている。これは僕らよりTwitterやFacebookが経験しているので、色々と話を聞きながらやっているが、おそらく捨てないといけない国も出てくる。それはケースバイケース。
西田氏:ユーザー数1億人を超えたが、次のゴールは何か。
森川氏:いくつか注目されているサービスがあるので、その規模を超える。気張ってやるより、当たり前のことをコツコツやります。
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