IBMが第1四半期決算を発表した。多くの取り引きが第2四半期にずれ込んだことから予想を下回る結果となった。第1四半期の業績不振に関するIBMのコメントは、法人向け技術を手がけるほかの企業と似たりよったりの内容だった。
同社決算において、利益は30億ドル(1株当たり2.70ドル)、売上高は前年同期比5%減の234億ドルだった。非GAAPベースの利益は1株当たり3ドルとなった。
IBMの第1四半期の利益は1株当たり3.05ドル、売上高は246億ドルと予想されていた。
IBMの最高経営責任者(CEO)を務めるGinni Rometty氏によると、第1四半期が始まった頃は堅調だったが、「ソフトウェアとメインフレームに関する多くの取り引きがまとまらず、第2四半期にずれこんだ」という。
Rometty氏は、同四半期末に需要が落ち込んだ他のベンダーと同様の発言をしている。OracleとTIBCO Softwareはいずれも、同様に需要が落ち込んだと述べたが、原因は販売力にあるとしている。
同社は、2013年通期の非GAAPベースの利益について、1株当たり16.70ドル以上になると述べた。アナリストらは1株当たり16.77ドルと予想している。
IBMの売上高は全地域で減少した。
部門別に見てみると、サービス部門は受注残が1%増の1410億ドルだったが、売上高全体では減少した。ソフトウェア部門の売上高は横ばいで、ハードウェア部門の売上高は17%減となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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