ハイベロシティは、「feedbuy」を5月中旬にも提供する。現在商品を提供する企業の事前登録を受け付けている。
feedbuyは、ユーザーが商品情報をソーシャルメディア上にシェアしたり投稿したりするごとに販売価格をリアルタイムで下げる逆オークションの方式をとったECサービスだ。1投稿ごとにつき販売価格が下がっていき、最大100%オフ、つまり無料提供も可能となる。
商品は企業が提供する。企業がアカウント作成後に商品情報や商品のFacebookページを登録すると、最低落札価格や在庫数をもとに1投稿あたりの値下げ率を自動で算出する。ユーザーが商品に掲載されたFacebookページに「いいね!」をして、ソーシャルメディアでシェアすることで、値下げがなされ、在庫がなくなるまで好きなタイミングで商品を購入できる。
「企業が最低価格も設定できるため、売上げの計算もしやすい。廃棄商品やセール商品など、さまざまな商品を販売したり、プロモーションに使ってもらったりと活用してもらいたい」(ハイベロシティ プロダクトマネージャーの針北陽平氏)
feedbuyは、企業がソーシャルメディアを通じて利益拡大を図る1つのソリューションにもなると見込む。「Facebookなどのソーシャルメディアを活用しても、売上が上がらなくて苦労しているという相談が多かったことがサービス提供のきっかけ。Facebookページのいいね!を通じて売上を上げつつ、ユーザーとつながり継続的なコミュニケーションを図るツールとなればいい」(針北氏)
利用手数料は月額1万円。掲載する商品数は問わない。決済システムは自社で開発しており、クレジット手数料を含めて落札価格の7.5%を手数料として徴収する。またプレミアムプランによる広告枠への掲載、ハイベロシティ独自のウェブマーケティングコンサルを含めたプロモーションプランなどがある。
年内に1000社の登録を目指す。iOSやAndroidに向けてアプリを提供するとしている。
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