旧Research In Motion(RIM)に関する1つの時代がまた終わりを迎える。
社名を新たにしたBlackBerryは米国時間3月28日午前、同社四半期決算に関する電話会議において、Mike Lazaridis氏が5月1日付で副会長および取締役を退任すると発表した。この動きは、大部分において象徴的である一方で、改善に向けた同社の取り組みにおける新たなマイルストーンでもある。同社はこの取り組みの中で、収益急減を受けた経営陣の交代と人員削減を実施している。
BlackBerry最高経営責任者(CEO)のThorsten Heins氏は、「Mikeはモバイル通信業界を変革し、カナダにおける偉大なイノベーターの1人として広く知られている」と述べた。「彼は『BlackBerry 10』の立ち上げにおいて過去15カ月間、中心的な役割を果たした。私は、新たな挑戦にフルタイムで取り組むことに尽力したいという彼の意欲を、心から尊重する」(Heins氏)
この新たな挑戦はQuantum Valley Investmentsといい、量子情報科学に関する商業的アプリケーションを専門とする1億ドルの投資ファンドだ。この分野に対するLazaridis氏の関心は昔からのもので、同氏の名はカナダのウォータールー大学の「Quantum-Nano Centre」に付されている。同氏はカナダに「Quantum Valley」を作ることへの関心を示していた。
Lazaridis氏は約30年前にRIMを共同創設したことで知られる。2012年までは、Jim Balsillie氏とともに同社の共同CEOを務めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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