ガラポンは3月27日、ワンセグを使った全録機「ガラポンTV参号機」を発表した。前機種に比べ大幅にサイズダウンしたほか、500GバイトのHDDを内蔵する。同日から同社の直販サイトなどで販売する。直販サイト価格は3万9800円。
ガラポンでは2012年に、外付けHDDに7チャンネル×2カ月分のテレビ番組を録画しておける「ガラポンTV弐号機」(直販サイト価格:3万4500円)を発売。30回を超えるファームアップデートを重ね、現在1000人以上のユーザーに使用されているという。今回の参号機は、弐号機の長所はそのままに「サイズが大きい」「7チャンネルでは足りない」などユーザーの声を反映し、中身を改善。簡単かつ安定したモデルとして登場した。
大きく改善された一つがその見た目。高さ70mm×幅200mm×奥行き250mmだった本体サイズを、CDケース約4枚分のサイズへと小型化した。
録画チャンネル数は、従来の7チャンネルから8チャンネルへと増加。500Gバイトの内蔵HDDには8チャンネル×2週間分の全番組録画が可能。外付けのHDD(3Tバイト)を接続すれば、8チャンネル×3カ月分すべてのテレビ番組を録画できる。
ガラポンTV参号機をLANとアンテナに接続することで使用ができ、PCやタブレット、スマートフォンからネットワーク経由で視聴することが可能。iOSのみになるが、ガラポンTVで録画した番組をMP4ファイルに変換してiPhoneやiPadに持ち出せるオフライン再生アプリも用意する。再生アプリのAndroid OSについては現在準備中とのことだ。
録画済み番組は、番組のタイトル、番組情報に加え番組内の字幕まで検索してシーン再生できる検索機能も備える。
独自サイト「ガラポンTVサイト」も用意しており、サイト上では番組内容確認やユーザーによる番組レビューを見ることが可能。ガラポンユーザーであれば、サイト内の再生画面をクリックすることで、自宅のガラポンTV内に録画されている番組をサイト上で再生することもできる。
ガラポン代表取締役の保田歩氏は「従来のガラポンは、チャンネルやルータ設定などがわかりにくく、ある意味玄人向けの製品だった。参号機ではチャンネル設定は自動に、ルータ設定は簡単にすることで、簡単で安定した製品にしたいという指針をもって開発した」と開発背景を話した。
なお、ガラポン弐号機ユーザーには、参号機を2万3810円で購入できるキャンペーン価格を用意する。
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