T-Mobile USAがついに、同社ネットワーク上で「iPhone」の提供を開始する。
T-Mobileは米国時間3月26日、「iPhone」の提供開始をニューヨークで開催された同社の「Uncarrier」イベントで発表した。T-Mobileは4月12日、「iPhone 5」を頭金99.99ドルで販売開始する。契約なしの状態でも提供する予定。分割払いを希望する顧客は、月20ドルを24カ月間支払うことになる。
T-Mobileの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Legere氏は、iPhone 5に対する同社の新しい料金プランと価格が、同じ端末をAT&Tのネットワーク上において2年契約で所有する場合と比較して1000ドル以上安くなることを強調した。T-Mobileは、「iPhone 4」や「iPhone 4S」といったiPhoneの旧機種も提供する予定である。iPhone 5は、T-Mobileの4G LTEネットワーク上でも動作する予定だ。
T-Mobileは、iPhoneの提供を自社ネットワーク上で開始する最後の米国大手通信事業者となった。同社は、iPhoneの追加によって顧客維持率が向上することを期待している。
T-Mobileはこの数年間、同社よりもかなり規模の大きい競合事業者であるAT&TとVerizon Wirelessが新規顧客を獲得する中、徐々に顧客数を減少させていた。
T-Mobileはこれまで正式にiPhoneを提供したことはなかったが、多くのT-Mobile顧客がアンロックされたiPhoneを同社ネットワーク上で使用している。しかし、これらの端末は、AT&Tのネットワーク上と同等の性能では動作しない。AT&TとT-Mobileが、3GおよびHSPA+ネットワークにおいて異なる無線周波数を使用していることがその主な理由である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果