旅をテーマにしたインフォグラフィックス専用サイト「トリップグラフィックス」の第66回として、「若者の海外旅行離れって本当?」と題し、昨今言われている若者の海外旅行離れの実態についてまとめている。
若者(20~24歳)の海外旅行は、経済的に豊かになったバブル期から増え始め、ピークの1996年には200万人以上に。しかし2010年に海外旅行をした若者は半減近い110万人。また、海外旅行者全体に占める若者の割合を見ても、ピーク時の12.6%に対して2010年は6.8%となり、この数字だけを見ると、若者の海外旅行離れが進んでいるように見えるという。
ところが、若者の中で海外旅行に行った割合を見ると、ピーク時の100人中20人に対し、2010年は100人中18人。ピーク時とほとんど変わらない割合で、若者による海外旅行が行われている。
このことから、確かに若者の海外旅行者数は減っているものの、その理由は単に若者そのものの人口が減っているためであり、ここ20年ほど、海外旅行を楽しむ若者の割合自体には大きな変化はないという。最近よく言われている「若者離れ」も同じような実態があるのかもしれないと分析している。
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