Facebookは、エクササイズ、読書、映画やテレビの視聴といったユーザーのライフスタイル習慣の一部を追跡するサードパーティー製アプリからさらに多くのアクティビティ情報を「Timeline」に投稿できるようにした。
FacebookのエンジニアであるDan Giambalvo氏は米国時間3月8日、アプリ開発者向けのブログ投稿で次のように述べた。「われわれは、皆さんのアプリを使用するユーザーに対して、自身のストーリーが『News Feed』でどのように提示されるかについて胸を躍らせてほしいと思っている。それが、初マラソンといった人生の一大イベントを共有する場合であっても、1冊の本を読み終えたといったよりささやかな瞬間を共有する場合であってもだ」
すなわち、「Runkeeper」「Goodreads」「Hulu」といったアプリを使用する場合、これらのアプリは、ユーザーが行ったアクティビティに特に関連した最新情報を投稿できるようになったことを意味する。フィットネス関連のアプリなら、「run(走る)」「walk(歩く)」「bike(自転車に乗る)」という動詞を使うことで、ユーザーが走ったり、歩いたり、自転車で走行した距離についてやトレッキングを完了したことについての投稿ができる。ほかにも、この機能を採用するアプリとして、「Cyclemeter」「Endomondo」「Jawbone UP」「Log Your Run」「MapMyRun」「Nike」「Runmeter」「Runtastic」「SPLIT Multisport GPS」「Walkmeter」がある。
Giambalvo氏によると、これらのフィットネス関連投稿はワークアウトが終了したときに自動更新され、2倍近く「Like」(いいね!)の数を得るという。
また、「Bookshout」「Kobo」「BookScout」といった読書アプリなら、「read(読む)」「rate(評価する)」「quote(引用する)」「want to read(読みたいと思う)」という動詞を使うことで、ユーザーがある本を読んだり、評価したり、引用したり、あるいは読みたいと思っているかどうかについて、その友達に知らせることができる。さらに、映画やテレビマニア向けとして「Rotten Tomatoes」「Flixer」「Fandango」「Crackle」といったアプリでは、「rate(評価する)」「want to watch(見たいと思う)」という動詞を使うことで、ユーザーが視聴した作品を評価したり、見たいものをメモしたりした時点で投稿が可能だ。
Facebookは、この機能をより多くのアクティビティとアプリに対して適用する計画だ。同社はこれまでにも、ゲームアプリや「Spotify」などの音楽アプリ向けに同様の機能を提供している。ゲームアプリの場合、例えばゲーム内の成果を投稿するようになっており、音楽アプリの場合、ユーザーが視聴した楽曲を投稿することができるようになっている。Facebookは、こうした情報共有のすべてが、ユーザーのやり取りを増やすことを意味し、その結果として広告により多くの注目を集めるようになることを望んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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