CNBCが米国時間3月6日に報じたところによると、Dellが株式非公開の準備を進める中で、Carl Icahn氏が同社株式の6%を取得したという。
株取引に詳しい匿名情報筋がCNBCに語ったところによると、Icahn氏は約1億株を保有しており、Dellに対して、Michael Dell氏と投資会社Silver Lakeが提案した買収ではなく、レバレッジド・リキャピタリゼーション(負債による資本再構成)を実行するように強く迫ったという。
米CNETは、Icahn氏が創設した投資会社Icahn Enterprisesにコメントを要請している。CNBCの報道によると、Icahn氏は「Dellや自身の投資の理由について話そうとしなかった」という。
レバレッジド・リキャピタリゼーションは、Dellが244億ドルの取引で株式非公開化を行う計画を発表したすぐ後、Dellの大株主たちが2月に提示した案の1つである。Dellの価値を実際よりも低く評価していると投資家たちが主張する買収の代わりにレバレッジド・リキャピタリゼーションを行うと、同社は借り入れによって資金を調達することができる。
Icahn氏の評判は有名だ。RJR NabiscoやTexaco、Lionsgate、Western Union、Take-Two Interactive、Yahoo、Blockbusterなどの企業では、同氏が投資を行った後に、経営陣刷新や委任状争奪戦が起きている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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