Googleは米国時間3月5日、Appleの「iOS」上で動作する自社地図ソフトウェア「Google Maps」に対する初めてのアップデートをリリースした。いくつかの新機能が追加されている。
主要な新機能は、ユーザーの「Google Contacts」リストの統合である。これにより、端末に保存したものだけでなく、Googleに保存した住所を参照することができる。
また同アップデートでは、レストラン、ガソリンスタンド、映画館、コーヒーショップといった付近にある興味深い場所(Point Of Interest:POI)が直ちに検索できる新しいオプションが検索メニューに追加されている。これまでもこれらの場所を検索することはできたが、新しいメニューが追加されたことにより、検索語を実際に入力する必要がなくなる。
Googleは2012年12月、「iOS」向けにスタンドアロンのGoogle Mapsをリリースした。その3カ月前にAppleは、iOS端末に搭載する地図アプリの内部でGoogleの技術を独自のものに切り替えていた。
今回のアップデートで提供されたその他の機能としては、どの国にいる場合でもキロメートルとマイルの間で切り替えが可能なオプションがある。また、同アプリは、バーレーン、エジプト、レバノン、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦でリリースされた。
Google MapsのiOS版にはまだ、Android版に搭載されているいくつかの機能が欠けている。例えば、マップレイヤ、自転車ルート表示、インドアマップなどである。これらの機能がいつiOS版にも提供されるかについて、Googleは明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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