オンライン小売大手のAmazonは米国時間2月27日、同社の「Cloud Player」アプリをAppleの「iPad」と「iPad mini」向けにリリースした。これにより、同社の音楽ストリーミングプログラムの足場拡大を図る。
同アプリは、Amazonのクラウドに保存された音楽のストリームまたはダウンロード、端末に既に保存されている音楽の再生、プレイリストの管理または作成を可能とするもの。
米CNETが簡単に確認したところでは、iPadユーザーも、「iPhone」や「iPod Touch」上と同様に、ウェブブラウザ「Safari」を介してAmazon から楽曲を購入することができる。これまで「iOS」ユーザーは、Amazonのアプリにアクセスすることはできたが、Amazonから商品を購入することはできなかった。アプリが生成する全売り上げの30%を徴収するというAppleの規則がその主な理由だ。
Cloud Playerをできる限り多くの端末に提供することは、Amazonの戦略において重要だ。同社は独自のハードウェアを製造しているが、書籍、音楽、映画などの商品およびサービスによる収益の方が大きい。「iOS」ユーザーはAmazonのアプリから直接商品を購入することはできないが、Apple端末からAmazonのコンテンツにアクセスできるようにすることによって、少なくともAmazonの潜在的なユーザーベースは拡大される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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