スポーツアパレルのメーカーのUnder Armourは、「Armour 39」システムを携えて激戦のフィットネスモニタリング分野へ飛び込む準備を整えた。
Armour 39を構成するのはセンサを搭載したストラップで、これは胸部に着用する。ストラップには、「BUG」と呼ばれる装置を格納するスロットがあり、BUGはフィットネスのデータを保存したりBluetooth経由でクラウドに送ったりするコンピュータとして機能する。ユーザーは、運動の経過を腕時計型アクセサリやスマートフォン用アプリでチェックできる。同システムは、米国時間3月20日に発売される予定だ。予定価格は、ストラップとBUGが149.99ドルで、別売の腕時計型アクセサリが199.99ドルとなっている。
この分野への参入により、Under Armourは「FuelBand」を擁するNikeのような大企業や、フィットネスモニタリングで地位を確立したFitBitやJawBoneなどと勝負することになる。
Under Armourによる最初の白いアンダーシャツのスタイル番号「0039」にちなんで命名されたArmour 39は、心拍数、カロリー消費、運動強度を測定するほか、同社が「WILLpower」と呼ぶ10段階の総合スコアを算出する。
一見したところ、WILLpowerはNike独自の運動測定法であるNike Fuelスコアにかなり似ているように思える。しかし、Under Armourの最高経営責任者(CEO)であるKevin Plank氏は、WILLpowerのスコアは運動セッションにおける激しさと強度の程度を数量化するものだと述べた。
Under ArmourもNikeと同様、Armour 39に連携できるアプリは「iOS」アプリから提供開始し、「Android」アプリは当面提供されない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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