NHN Japanは2月6日、会社分割を検討していることを発表した。同社のゲーム事業を新設分割によって設立するHangame株式会社(仮称)が承継し、NHN Japanが引き続きウェブサービス事業を展開する。また、今後はNHN Japanの商号をLINE株式会社(仮称)へ変更する計画だという。正式に決定され次第、詳細を公表する予定。
NHN Japanは、2012年1月に「ハンゲーム」「NAVER」「livedoor」を運営する3社(NHN Japan、ネイバージャパン、ライブドア)を経営統合し事業を展開してきたが、今後より事業環境の変化に柔軟かつ機動的に対応できる体制を構築するため会社分割を検討するにいたったとしている。
LINE株式会社(仮称)では、1月に1億ユーザーを突破した無料通話・メッセージサービス「LINE」を軸に、引き続き「NAVER」「livedoor」を運営する。また、LINE事業の海外展開強化を目的に、韓国NHN Corporationとの合弁会社LINE PLUS Corporation(出資比率はLINE60%、NHN Corporation40%)を設立するとしている。
ゲーム事業を承継するHangame株式会社(仮称)では、ゲーム制作・運営組織を細分化することで優良なタイトルをスピーディーに投入できる体制を構築。スマートフォン向けには引き続き「LINE GAME」向けにゲームアプリを制作、運営するほか、独自ブランドも国内外で展開していく予定。
なお、LINE株式会社(仮称)とHangame株式会社(仮称)の代表は、引き続きNHN Japan代表取締役社長の森川亮氏が務める。
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