[ウェブサービスレビュー]日本語も利用できるウェブページの魚拓サービス「FreezePage」

FreezePage
内容:「FreezePage」は、指定したURLのコピーをクラウドに保存する、いわゆるウェブ魚拓サービスだ。サーバダウンやページの削除などが懸念される場合にコピーを外部のサーバに保存(Freeze)し、いざという時のアクセスを可能にしてくれるほか、世代ごとのコピーを保存する用途にも利用できる。

 「FreezePage」は、指定したURLのコピーをクラウドに保存する、いわゆるウェブ魚拓サービスだ。サーバダウンやページの削除などが懸念される場合にコピーを外部のサーバに保存(Freeze)し、いざという時のアクセスを可能にしてくれるほか、世代ごとのコピーを保存する用途にも利用できる。

 使い方は、トップページにあるフォームにURLを記入し、「Freeze Web Page」のボタンを押すだけ。必要に応じて指定できるオプションでは、名前のほか、画像やスクリプトなどの要素を含めるか否かも選択できる。テキストだけを保存することも可能だ。

 保存されたページには上部にヘッダが付与され、タイトルやURL、保存日時が表示される。タイトルは日本語に対応していないが、ページ本文については日本語も問題なく利用できる。ヘッダの「More Info」をクリックすると、保存に要した秒数やページの容量、保存を実行したIPアドレスの一部が表示される。魚拓サービスとしては一般的な仕様だろう。

  • 「FreezePage」トップページ。メニューは英語だが、オプション項目の意味さえ理解してしまえば特に分かりにくいことはない

  • 保存したいURL、保存名、保存先フォルダ、保存したい要素の種類を選んで「Freeze Web Page」のボタンを押す。保存名は、履歴を取る場合であれば年月日にしておくとよいだろう

  • 保存が実行される。他サービスに比べるとやや時間がかかる。なお会員制のページやSSLで保護されているページなどには利用できない

 またユーザ登録をすればマイページが使えるようになり、これまでに保存したページの一覧が見られるほか、フォルダによる分類が行える。特に分類機能についてはどちらかというとクリッピングサービスに近く、ひとつのサイトについて世代ごとのコピーを保存するのに役立つ。ユーザ登録をすることによって保存時刻が日本時間で正しく表示されるようになるので、なるべく登録しておいたほうがよいだろう。

 同種のサービスとしては、国内では「ウェブ魚拓」が有名だが、サイトやページによっては利用できない場合もある。こうした場合に本サービスを使って補完するというのも、賢いやり方だろう。なお、これら魚拓サービスは便利な反面、運営者の意思に反して情報が残るなどの問題もある。本サイトもこうした懸念については利用規約に明示しているが、ユーザの側も利用にあたっては注意すべきだろう。

  • 保存されたページ。サイトによって再現性が低い場合があり、このページなどは上部に大きくブランクができる。ちなみにURLは「www.freezepage.com」のあとに20文字の英数字となっている

  • 保存されたページについては保存日時などの詳細なデータが記録される。なおタイトルは日本語が利用できず文字化けするほか、リネーム時にも日本語は無視されるので、アルファベットや数字でリネームしてやるとよい

  • ユーザー登録をすればマイページが使えるようになり、これまでに保存したページの一覧が見られる。フォルダごとの分類も可能

  • ブックマークレットも用意されている。なお保存容量には1ユーザあたり20Mバイトの制限がある

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