パナソニックは1月10日、ビデオカメラの新製品5機種を発表した。裏面照射型MOSセンサ採用3MOSシステム搭載機やNFC対応モデル、Qi規格に準拠した充電池同梱機などをラインアップする。1月25日から順次発売する。
発表されたのは、3MOSシステムを搭載した3D対応の「HC-X920M」、Qi対応の新大容量バッテリを付属した「HC-V720M/V620M」、iAズーム80倍を実現の大望遠撮影ができる「HC-V520M」、重量約228gの軽量モデル「HC-V210M」になる。
V210M以外のモデルでは、回転、左右、上下、縦回転、水平回転の5軸で手ブレを補正する「5軸ハイブリッド手ブレ補正」機能に加え、撮影時における本体の傾きを検出するセンサを内蔵。傾きを補正をすることで、歩きながらの撮影時などの手ブレ、傾きを低減する「傾き補正」を備える。
また上記4機種ではWi-Fiを搭載し、インターネットにライブ配信しながら動画撮影をしたり、対応テレビでワイヤレス再生したりすることが可能。スマートフォンに専用アプリ「Panasonic Image App」をダウンロードすれば、スマートフォンからのリモート操作、動画再生なども行える。
最上位機となるX920Mは、1/2.3型に大型化した3つの専用センサを搭載した3MOSシステムを採用。鮮やかな色再現性を誇るとともにG(緑)センサを、上下左右の2方向に半画素分ずらす「ピクセルシフト」により、フルHDの4倍以上の高精細記録が可能だ。
MOSセンサは裏面照射型を採用することで、従来比約2倍の高感度を実現。カラーナイトビューモードを使用すれば約1ルクスでの低照度撮影に対応する。
光学12倍、iAズーム25倍のズーム撮影機能を備え、レンズにはゴーストやフレアを抑える「ナノサーフェスコーティング」を採用した。内蔵メモリ容量は64Gバイト。762万画素の静止画と849万画素の動画撮影ができる。サイズは高さ72mm×幅67mm×奥行き150mmで、重量約480g。店頭想定価格は14万円前後になる。
大型の1/2.33型 新・微細セル&高感度MOSセンサを搭載したV720M/V620Mは、光学21倍、iAズーム50倍までのハイビジョン撮影ができる。NFCに対応し、対応携帯電話やスマートフォンと組み合わせれば、ビデオカメラ本体にタッチするだけでスマートフォン連携を実現。ワンタッチで設定が可能だ。
付属バッテリは、無接点充電規格「Qi」に対応し、別売の充電用機器と組み合わせれば「おくだけ充電」もサポートする。
内蔵メモリ容量はV720Mが64Gバイト、V620Mが32Gバイト。サイズは高さ69.3mm×幅60.1mm×奥行き145.5(V620Mは126)mmで、重量約365g(V620Mは321g)になる。店頭想定価格はV720Mが10万円前後、V620Mが8万円前後。
V520Mは、1/5.8型MOSセンサを採用し、169万画素の静止画と225万画素の動画を撮影できる。NFCに対応し、スマートフォンとのワンタッチ連携を実現。別売のQi対応バッテリを使用すれば、ワイヤレス充電も可能だ。内蔵メモリは32Gバイト。サイズは高さ59mm×幅53mm×奥行き121mmで、重量約269gになる。店頭想定価格は7万円前後。
V210Mは、高さ60mm×幅53mm×奥行き114mmで、重量約228gのコンパクトボディに光学38倍、iAズーム72倍のズーム機能を備えたエントリー機だ。動画有効画素220万の裏面照射型 高感度MOSセンサを搭載し、1080/60pの動画撮影、1000万画素の静止画撮影に対応する。内蔵メモリは8Gバイト。店頭想定価格は4万円前後になる。
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