Twitterは、ユーザーが自分の全ツイートのアーカイブをダウンロードできる機能の提供を以前より約束していたが、遂に同機能の展開を開始したようだ。
Twitterユーザーは米国時間12月15日夜、設定項目の中にユーザーが「Request your archive(自分のアーカイブを要請)」できる新機能が追加されたことについて、ツイートし始めた。新しいボタンの下に書かれた短い注釈はユーザーに対し、「ユーザーは最初に投稿したツイートから始まって、それ以降に自分がTwitterで作成した全情報を含むファイルを要請することができる。ファイルのダウンロード準備が整ったら、リンクを含む電子メールがユーザーに送信される」と説明している。
この新機能は現時点で、広範なロールアウトの一部ではないようだ。筆者は同機能を利用することができなかった。Twitter関係者が米CNETに述べたところによると、同社は現在、「ごく一部のユーザー」と同機能をテストしている段階だという。複数のユーザーが同機能を目撃したと報告している。
Twitter has finally provided the option to download all your tweets - twitter.com/nspeaks/status...
— Navjot Singh (@nspeaks) December 16, 2012
最高経営責任者(CEO)のDick Costolo氏は9月にサンフランシスコで開催された「Online News Association」カンファレンスでの基調講演において、同社が2012年中に最も要望の多い機能の1つをユーザーに提供する予定であることを発表した。Costolo氏は、「(この機能は)われわれが絶対に2012年中に公開したいと考えている優先事項である」と述べた。
ユーザーがサービス上で作成したデータをエクスポートできる機能はほかの多くの企業が提供しているが、今回の動きによって、Twitterもその仲間入りを果たした。「ユーザーはあらゆるGoogle製品に保存したデータを管理できるはずだ」とうたうGoogleの「Data Liberation Front」ツールは、「Gmail」や「Google Drive」など、「ユーザーがさまざまなGoogle製品の間でデータのやりとりをする作業を簡素化」するように設計されている。Facebookの「Download Your Information」では、ユーザーは写真や投稿、メッセージ、友達リスト、チャット内容など、自分がFacebookで共有したデータのコピーを入手することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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