ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ(SDNA)は12月12日、静止画の一部分が動画のように動く“Cinemagraph”を作成できるアプリ「motiongraph」の提供を開始した。価格は104円。Google Playストアよりダウンロードできる。対応OSはAndroid OS 2.3以降だ。
この不思議な写真はCinemagraphと呼ばれ、アニメーションGIF形式で作成される。Cinemagraphを作るには、まず2秒程度の動画を撮影する。次にアプリ上から画面をこすって動かす部分を決定し、保存するだけだ。基本的には、「撮る」「こする」「保存」の3ステップで済む手軽さを特長とする。
編集支援機能として、再生速度の調整や動きの滑らかさの調整、同一方向のループ再生、巻き戻して再生できる機能なども持ち、よりディテールにこだわった作品を作り込むこともできる。
これまでは主にPC上で編集ソフトを使って作成されていたが、最近ではスマートフォンでも作成できるアプリが出てきている。SDNAでは、手ブレは作品の品質を決める重要な要素だとして、motiongraphにソニー独自の手ブレ補正技術を採用。ほかのアプリとは異なる品質の高い作品を制作できるとしている。
なお、作品は同社のサーバを経由してFacebookやTwitter、メールなどで共有できる。Facebookのウォール上でアニメーションGIFは動かないが、motiongraphの共有機能で投稿すると作品のサムネイルリンクがFacebook上に投稿される。Twitterやメールも同様に、作品のリンクを送ることで、ユーザーの環境に依存せず作品が見られるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」