logo

「通話品質よりもコミュニケーション重視」--新生カカオジャパンの攻め方 - (page 2)

藤井涼 (編集部)2012年12月12日 13時36分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 村上氏:そこはやはりケースバイケースですね。Yahoo! JAPANでつちかったノウハウも含めて、すべてのサービスを提供できる環境にあるのはカカオジャパンとしては非常に幸せなことだと思います。ただし、それらのサービスをそのまま持ってきて、すぐに成功するほど市場は甘くないと思いますので、いいものは当然日本で展開したいと思いますが、その際にはローカライズも含めていろいろと考えなくてはいけないと思っています。

――今後は日本発の機能も生まれてくるのでしょうか。

  • 日本で提供予定の周辺サービス

 村上氏:実は最近の新機能はすべて日本からスタートしています。日本は割と所得が高くて多くの人がスマートフォンを持てるポテンシャルがある。かつ3GやLTEなど回線も非常にいい。そういった国は世界でも稀で、世界中のスマートフォン事業者は日本でさまざまな実験をしたがっていますね。そういう意味で、これから日本から出てくる機能も増えてくると思いますし、日本だけで提供する機能も出てくると思います。

――カカオトークのマネタイズについても教えて下さい。

 村上氏:現在はユーザー獲得を優先していまして、マネタイズはそのあとのフェーズですね。韓国ではすでにゲームやギフト、ECなどさまざまな方法でのマネタイズに成功しているので、我々はどうすれば収益化できるかという知見をある程度持っている状況です。ですので、マネタイズしようと思えばいつでもできるのですが、やはりネットサービスなので、まずはユーザー基盤を構築してからということになります。

 村上氏:ユーザーの獲得については、やはりトークPlusや5人同時通話など、コミュニケーションが便利に楽しくなる機能をいかに使ってもらうかが課題だと思っています。使ってもらえれば気に入ってもらえる自信はあるので、今後はいろいろとプロモーションするなかで、できるだけ多くの方にカカオトークの良さをわかってほしいですね。もしそうなれば、あるタイミングでゴロっと山が動くというか、(2013年の目標である)国内3000万ダウンロードももっと早く達成できるのではないかと思っています。

――海外展開についてはどのように進めていく計画なのでしょうか。

  • 「カカオトーク」のユーザー数推移

 朴氏:現在は韓国の利用者が約5100万ユーザーで最も多く、次いでアメリカ(非公開)、日本(750万ユーザー)となっています。今後は、まずアジア圏のインドネシアやベトナムなどへ、より力を入れていきたいと思います。また、無料通話に反応する国があったり、一方でグループ通話に反応する国があったりと、それぞれの国で刺さるポイントが違いますので、そこを見極めながらどのような攻め方をすればいいかを調整してるところです。

――最後に、2013年に向けた意気込みを聞かせて下さい。

 村上氏:やはりこのカテゴリ(無料通話・メール)で、顧客にもっとも支持されるサービスになりたいです。多分ユーザーによっては、複数のアプリを使い分けるような局面もあると思います。その中でも一番利用時間が長く、心地いいと思ってもらえるサービスにしていきたいです。

 朴氏:まずは国内でナンバーワンになるということですね。また、ゆくゆくは英語圏も含めて世界で使われるサービスにしたいですね。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]