MMD研究所は12月5日、携帯端末を所持しているシニア層939人を対象にしたスマートフォンの利用や購入意向の意識調査の結果を発表した。
調査によると、スマートフォン所有者はドコモが6.3%、KDDIが4.0%、ソフトバンクが5.9%、そのほかの携帯電話会社が0.6%。合計でシニア層の16.8%がスマートフォンを所有していることがわかった。前回調査(8月)の11.1%に比べ、5.7ポイントの増加となった。
購入時期は、直近5カ月の7~11月が34.2%と最多で、スマートフォン所持者の約6割が2012年に購入していることがわかった。
スマートフォン所持者(158人)に所有のきっかけを聞いたところ、前回調査と同様「スマートフォンで利用してみたい機能やアプリがあったから」が最多。「利用してみたい機能やアプリがあったから」と回答した人に、そのアプリは何かと質問したところ、「天気」「ナビゲーション」「ニュース」など情報関連のアプリが上位にランクインした。
スマートフォン非所持者(781人)に購入意向を聞くと、「購入したい」は34.7%、「購入したくない」は38.8%で、前回調査から大きな変化はみられなかった。
購入意向者(271人)に気になるブランドを聞いたところ、「iPhone」が45.0%、「らくらくスマートフォン」が27.7%、「GALAXY」が16.6%だった。らくらくスマートフォンの認知度は、前回調査の55.7%から20ポイント増加の75.7%となり、8月の発売以降、シニア層の間でらくらくスマートフォンの人気が高まっていることがわかった。
スマートフォン所持者(158人)に、購入したスマートフォン端末の満足度を尋ねたところ、総合的な満足度では、67.1%が「満足」と回答。一方で「バッテリの持ち」は66.5%が不満と回答しており、「防水機能」も32.3%が不満と回答した。
調査は11月22~25日に、携帯端末を所持しているシニア層939人を対象に実施。内訳は、60~64歳が543人、65~69歳が241人、70歳以上が155人。
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