パリ発--Facebookが現地時間12月4日、「Messenger for Android」サービスを刷新した。携帯電話のテキストメッセージに代わる、洗練されたサービスを提供することを目的とする。
Facebook Messengerは個別のアプリケーションを使って利用するインスタントメッセージネットワーク。このたび刷新された同サービスは電話番号のみで利用でき、Facebookアカウントは必要ないと、Facebookのコミュニケーション製品管理担当ディレクターPeter Deng氏は当地で開催されたイベントLeWebで述べた。
同サービスはまず、南アフリカ、インド、オーストラリア、アルゼンチン、ベネズエラで提供されると同氏は述べた。インドでは通信事業者との提携によって提供されるという。多くの若者が電子メールよりもテキストメッセージを利用する傾向にある中、同社では新サービスが従来のSMS(Simple Message Service)に取って代わり、若者層に利用されるようになることを期待している。
「約20年前から存在するSMSプロトコルは旧式の電話向けに設計されており、ロケーションや写真撮影などの高度な機能を活用しない」とDeng氏は述べた。「われわれは人々を互いに結び付けたいと思っている」(Deng氏)
同サービスには広告は表示されず、ハイエンドのスマートフォンだけでなく多くのフィーチャーフォンで動作すると同氏は述べた。
Facebook MessengerはFacebook無しに利用できるが、特に新興国市場ではサービスがユーザーをFacebookに導いてくれるものと、同社では期待している。
「Facebook Messengerが、他のFacebook製品にユーザーを導く可能性がある。例えば、近況を投稿したり、アルバムを共有したりすることが考えられる」とDeng氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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