セガは12月4日、12月6日発売予定のPS3用ソフト「龍が如く5 夢、叶えし者」の完成披露会を開催した。
人気シリーズ最新作となる龍が如く5は、桐生一馬をはじめとした4人の男と1人の少女の5人を主人公とし、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の全国5大都市を舞台に、夢をテーマにした人間ドラマが展開されるアクションアドベンチャー。
完成披露会には、 高杉浩一役の哀川翔さん、馬場茂樹役の大東駿介さん、堂島大吾役の徳重聡さん、大阪府警の刑事役の奥田瑛二さん、桐生一馬役の黒田崇矢さんといったキャスト陣が登壇。キャラクターの印象や収録エピソードなどが語られた。
龍が如くシリーズには一貫して桐生一馬役として登場し続けている黒田さんは「桐生一馬を演じ続けるなかで、桐生も人として成長している。7年かかってさらに優しく、そして強くなっている桐生一馬を見ていただきたい」とアピール。
大東さんは「ゲームの声という感覚ではなく、お芝居をする感覚でいた。テンションが上がってきて休憩したくなくて、休憩無しで収録し続けてたら酸欠になった」と収録エピソードを明かした。また登場キャラクターは、出演者をフェイスキャプチャーして作中の3Dモデルに反映させているのだが、そのときに「顔にしわがある方が作りやすいが、あなたみたいな顔をCGにするのは難しい」と言われていたものの、完成度が高くて驚いたという。
「龍が如く2」より登場している徳重さんは「最初は若くてやんちゃな感じだったが、だんだんと人間としての厚みが出て、僕を越していった感覚がある」と、本作の堂島大吾に対する印象を述べ、重厚さと存在感を出せるように注意しながら演じたと語った。
哀川さんはゲームでの収録が初めてとのことだったが「実写に近いような映像が流れますし、そこに自分がどう入り込めるかを基本に考えて臨んだ。率直な気持ちとしては、出来上がったゲームをじっくり遊びたい。高杉がどのように暴れているのかが楽しみ」と期待を寄せた。
「もうひとりの自分が向こうの世界にいると思った」と、自身のキャラクターを見た感想を語った奥田さん。かつてプレイステーションに夢中になって仕事に遅刻したことが多々あり、自制のために捨ててしまったというゲーム好きなエピソードを明かし「PS3は持ってません。でも、もうひとりの自分を見るの楽しみなので新たに購入したい」と語ったほか、ある日掛かりつけ整体師の方に龍が如くを勧められ、その翌日に仕事のオファーがあったというエピソードも明かした。
龍が如くシリーズの総合監督であるセガの名越稔洋氏は、「中身としての売りは5大都市になったこと。ドラマとして作り上げるのも大変だが、僕らが届けたかった年末の時期にきちんと発売できることは、スタッフの根性を改めて感じて嬉しかった。いろんな方に支えられて7作目まで作り上げることができたことに感謝したい」と述べ、本作の発注数が過去最高であることを明かし、販売本数にもいい記録が出ると自信を見せていた。
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