スタートアップ向けコミュニティ「creww」を運営するcrewwが、スタートアップのファン形成のための機能を強化する。あわせて企業とスタートアップのコラボレーション企画も展開していく。
crewwは、スタートアップとファンを繋ぐことを目的にしたコミュニティを提供しているサービス。ユーザーが自身のプロフィールや所属するスタートアップの情報を登録してスタートアップのデータベースを作り上げていく。同時に、気になったユーザーやスタートアップを「フォロー」してファンとなり、アップデートされる情報を閲覧したり、メッセージや提案を送りあうことができる。
サービス開始から4カ月で、登録されたスタートアップは300社。だが、現在は登録スタートアップやファンの数を追うのでなく、いかにスタートアップとファンの距離を近づけるサービスにできるかを最重要課題として開発を続けているという。「ひとことで『ファン』と言っても、Facebookで『いいね!』する程度のユーザーから、提供しているサービスに対してレビューをしてくれるようなユーザー、そして究極は社員になってくれるというユーザーまでいる。我々はより濃いファンとのコミュニティを形成したい」(crewwファウンダーの伊地知天氏)
スタートアップのファンを作るための機能として、新たに「ストーリー投稿機能」を提供する。これは、登録したスタートアップが、誕生秘話や苦労話など、さまざまな体験談を「ストーリー」として投稿できる仕組みだ。ストーリーはFacebookやTwitterにも同時に投稿できる。定期的に社内の情報を発信することで、よりスタートアップとファンの距離を近づけることを狙う。また、ストーリーの投稿などでいかにユーザーのファン度合いが変化するかなどを確認できる管理画面を11月中にも提供する。
さらに、大手メーカーなどの企業とスタートアップを結びつけるコラボレーション企画も展開していく。crewwに登録するスタートアップが、自社のサービスを使ったクライアント企業のプロモーション企画を提案。「いかにファンを巻き込めるか」という観点で審査し、最終的にはクライアント企業との協業に向けた話し合いの権利を獲得できるというもの。12月20日からはハーゲンダッツ ジャパンとの企画が開始される予定で、現在プレエントリーサイトが公開されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」