「プライベートではなく、ビジネスで」
これが、米国時間11月14日にPinterestが発したメッセージだ。Pinterestは、同サイトの人気が拡大する中、収益を得るための新たな手段として、ユーザーが既存のアカウントをビジネス用に変更することを認めるようになった。
AllThingsDのLiz Gannes氏が指摘しているように、今回の動きはPinterestの利用規約の変更を伴うものだ。だが、同社の急成長を考えれば、驚くべきことは言えないだろう。Pinterestは、comScoreが発表した米国における2012年9月のサイト訪問者数ランキングで、2500万人を超える訪問者数を獲得して第50位にランクインしている。
Pinterestの取り組みは大手ブランドや小売業者を対象としたもので、同サイトの成功を糧に粘り強く収益化を図っている創業者のBen Silbermann氏の戦略に沿ったものだ。Fast Companyでは2012年10月号の記事でPinterestを取り上げ、「最新式の広告ベースのビジネスモデルに対する不信が極度に高まる中、大きな利益の創出を期待できるインターネット界最新の期待の星」と評している(そのために、PinterestはFacebookから数名の幹部を引き抜いているが、その中には、世界でのオンライン運用を統括していたDon Faul氏や、収益化戦略を担当していたTim Kendall氏などがいる)。
今回の変更にあたり、Pinterestは、Allrecipes、Etsy、Jetsetter、Organized Interiors、およびPetplanから得た実例と証言を掲載し、ビジネスアカウントへの移行を促している。例えば、Organized Interiorsの設立者Heather Cleveland氏は、今回の変更によって、画像を利用して自分のブログを広めやすくなり、さらには「(より)視覚に訴える形で、費用対効果の非常に高い方法で自分の仕事を宣伝」できるようになったと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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