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マーケターにもJリーグのような競争原理を--ad:tech Tokyoを総括するセッション

怒賀新也 (編集部)2012年10月31日 20時51分
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 デジタルマーケティングのイベント「ad:tech Tokyo 2012」が10月30日から2日間の日程で開催された。2日目となる31日の夕方、主要スポンサーの1つであるアドビ システムズが自社の展示ブースで、イベントを総括するセッションを開催した。

 花王のグローバルメディア企画部門デジタルコミュニケーションセンター企画室長で、Web広告研究会の代表幹事でもある本間充氏と、デジタルインテリジェンスの代表取締役である横山隆治氏が登壇。アドビのデジタルマーケティングスペシャリスト、井上慎也氏がモデレートし「ad:techを振り返って--これからのマーケターに何が起こるか」をテーマに、ディスカッションした。

Web広告研究会の代表幹事でもある本間充氏(右)とデジタルインテリジェンスの代表取締役である横山隆治氏(中央)。アドビのデジタルマーケティングスペシャリスト、井上慎也氏(左)
Web広告研究会の代表幹事でもある本間充氏(右)とデジタルインテリジェンスの代表取締役である横山隆治氏(中央)。アドビのデジタルマーケティングスペシャリスト、井上慎也氏(左)

 本間氏は4年目を迎えたad:tech Tokyoを振り返り「入場者に若い人が増え、新しい何かが起こる予感を感じられた」と指摘した。ad:techの特徴として、基本的にスピーカーが立候補制で、謝礼も支払わないことを挙げ、マーケターの役割の重要性を認識する、意識の高い人々が集まって成り立っていることを強調した。

 2日目のキーノートでアドビのエンタープライズキャンペーン/デマンドマーケティングのディレクター、スコット・ハリス氏が、「80%のCEOはマーケターを信じていない」などの調査結果を紹介する一方、デジタル時代のマーケティングの有効性を説明。今こそマーケターが変えるべきものがある、との主張を踏襲するように、マーケターの存在価値をアピールした。

 「マーケターもスキルレベルに応じて、Jリーグのように階層を分ける必要がある。ad:techに参加するような熱心なマーケターは間違いなく“J1”だ。J1のプレーヤーは一流のプレーをしなくてはいけない。J1であるad:tech参加者にお願いしたいのは、ad:techで吸収した情報を会社に戻って、“J2”に当たる社内のマーケターや、まだマーケティングの知識があまりないほかの社員にフィードバックしてほしいということ」(本間氏)

 一方、横山氏も「これまでのマーケティングの考え方を根本的に変える時機が来ている」と話し、マーケターの今後について同じ方向性であることを示した。

 「社内で若手が積極的に行動し、どんどん上を突き上げるような雰囲気になってほしい」(横山氏)

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