ニールセンは10月25日、9月20日から23日まで開催された東京ゲームショウ2012をテーマに、ソーシャルメディア分析を実施。その結果を公表した。
まずゲーム別口コミボリュームの割合として、ソーシャルゲームのバズボリュームが昨年に比べて大幅に増加。全書き込み数の6%となり、PS3の5%を上回る結果となっている。なお2011年の話題となっていたPS Vitaの書き込みは10%から4%に減少している。
またソーシャルゲーム関連で書き込まれた感想の感情を分析すると、ニュートラルが52.6%、ポジティブが2.6%、ネガティブが44.7%で、ネガティブの割合が多数を占めている。これについては「東京ゲームショウがもともと家庭用ゲームのイベントとして始まったものであり、家庭用ゲームと性質が異なるソーシャルゲームの出展に違和感を覚えたゲームユーザーが、ネガティブな反応を起こしていた」と同社では分析。またポジティブな感想の割合の少なさから、ゲームユーザーから期待されるソーシャルゲームがまだ少ないとも考えられるとしている。
ゲームタイトル別での書き込みで、最も多かったのはカプコンの「モンスターハンター4」。書き込まれた感想の約半数が、過去の人気キャラクター「イャンクック」の再登場についてで、シリーズ物の強みが生かされていることが読み取れる結果となった。ソーシャルゲームのタイトルのなかでは、コンシューマでも人気の「メタルギアソリッド」のソーシャルゲーム版に最も多くの書き込みがあった。
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